フラワ・ダリアはずっと親友のフラワ・デイジーのためだけに戦っていたのだ。
 フラワ・ダリアは同族殺しの罪にまみれている。
 その同族殺しのフラワ・ダリアをフラワ・デイジーが退治することでこの不幸な戦いの連鎖の日々に終止符を打つというのがフラワ・ダリアの目的だった。
 悪いのは自分だけ――フラワ・ダリアはその罪を一身に背負って消えるつもりになっている。
 だが、そんな事、フラワ・デイジーには出来ない。
 フラワ・デイジーは、元々、同族を殺すくらいなら自分が殺されようと思っていた。
 だが、そうはならなかった。
 フラワ・デイジーを殺そうとする同族は星の数ほどいたのに。
 何故、そうならなかったか?
 それは、フラワ・ダリアが代わりに相手をしていたからだ。
 汚れるのは自分だけで良い。
 そう思うからこそ、フラワ・ダリアはフラワ・デイジーのためだけに刺客達と戦い続けたのだ。