キャリアは、
「話したくないなら無理には聞かないけど、次の行動をするにあたって何か不都合があれば、それだけでも話してもらえれば……」
 と言った。
 それを聞いたピリオドは、
「君たちは優しいな……全部は話せないが、大まかな事だけ話すよ」
 と言った。
 彼が言うには、【古都百合】により、フラワ族の悲劇が映し出されたようだ。
 時の帝の配下によって、【古都百合】の娘、【古都薔薇】は冥界へと売り飛ばされた。
 そこからが【古都薔薇】の子孫達の不幸の始まりだった。
 同族同士の戦いを強要され、見世物としての生活が待っていたのだ。
 愛し合いながらも同族同士、殺し合う事を生業とせざるを得なかった不幸。
 いや、不幸などと単純な言葉では言い表せないくらいの苦痛を【古都薔薇】の子孫達は味わってきたのだ。