第五章 怪しい男の子


 キャリア達の超光速宇宙船は冥界の第一階層の宇宙空間に突入した。
 幽界と双子の宇宙世界である冥界もそれと同様に大きいはず。
 キャリア達が幽界の表層階層でかかった時間を考えればほぼ素通りに近かった。
 それだけ、超光速宇宙船での移動は重宝していると言える。
 キャリア達は一旦、落ち着く場所をと思い、適当な星を見つけて着陸した。
 その上でオレンジの光体を出し、あたりを探る。
 すると強い反応が近くにあると出た。
 強者のリビングデッドか何かか?
 いや、違う。
 別の反応だった。
 何となく違和感のあるような反応だった。
 警戒心を強める。
 何かが近くにいるからだ。
 だが、何だ、この異様な気配は?
 わからない。
 全くわからない。