だが、それをピリオドに話したりしない。
 彼はまだ、隠そうとしている。
 彼には彼の思うことがあるのだろう。
 幸い、フォールとキャトラには絆玉(ボンドボール)のつながりを通して、ジャンルとマドゥワスは自身が作り出したつながりがあるので、ピリオドには内緒で、こういう事情があるようだという事を感覚的に伝えた。
 ピリオドも自分達に隠し事をしているので、お互い様というところだ。
 一同が戦いを終えて集まった時、キャリアが、
「私の頭上にあるオレンジの光体はルーツなんかもたどる力もあるみたい……」
 とつぶやいた。
 もちろん、ピリオドに聞かせるためにだ。
 ピリオドが【古都薔薇】の子孫を探すなら封凶岩を通せば、探し出せるかも知れない。
 それにはもちろん、お互いの信頼関係が必要だけどと彼女は言いたいのだ。
 ピリオドは、
「………」
 と黙っている。
 キャリア達の動きに対して少し警戒し、少し考えているのだ。
 悪意が無いというのは感じるがならば何故という疑問で考えているのだ。