第六章 VS幻霊族の女王カオロ


 フォールと戦っている【ビルダー】は巨大な存在を作り出して行く。
 見ると4、50メートルくらいはありそうだ。
 現界の神話の時代、暴れ回ったとされる化獣(ばけもの)の中で4番の番号を割り当てられたクルムレピタークという化獣は巨獣徒(きょじゅうと)と呼ばれる巨大生物兵器の勢力を持っていたとされる。
 その巨獣徒の中で最も数が多かったとされるゴブリックの体長がちょうどそのくらいだった。
 【ビルダー】は見よう見まねで、そういう巨大生物兵器を作りだそうとしていたのだ。
 巨獣徒の中でも最弱とされていたゴブリックですら、一吠えで山脈の形が変わるほどだったとされる巨大生物兵器の恐ろしさは、フォールも知っている。
 クアンスティータを筆頭とする化獣は単独では神御(かみ)や悪空魔(あくま)よりも実力が上でチームを組んで戦わなければ撃破は出来ないとされていた。
 悪空魔の僕であった使愚魔(しぐま)のフォールにもその恐怖は伝わっている。
 化獣は勢力を持つ存在とされており、24もの宇宙世界を所有するというクアンスティータは全くの別物として、ついで、クアースリータ、ルフォス、ティアグラが1つずつ宇宙世界を所有しているとされている。