倒すまでに至らなかった古都百合は封凶岩に封じられ第六階層の宇宙空間に封じられたが、それでも呪いは消えず、数億光年先にまでその影響力が続いているという事だった。
 聞けば聞くほど恐ろしい話だった。
 【ゲーマー】は、
「ま、まさか……」
 とうろたえた。
 ピリオドは、
「そのまさかだよ。私は古都百合の息子、【古都蘭丸】の末裔だ。古都百合を求めているというから、てっきり幻霊族の女王ってのは娘の【古都薔薇】の子孫かと思ったんだけど、違ったみたいだ。残念だよ。本当に残念だ。子孫である私達以外が古都百合をどうこうする事は許さない」
 と言った。
 その表情は憎しみに満ちているようだ。
 女性に対してだらしない様に見えた時とはまるで別の存在のようだった。
 【ゲーマー】は戦慄する。
 まさか、自分が戦っている男が幽界全土を恐怖に陥れた古都百合の子孫だったとは夢にも思っていなかったからだ。
 【ゲーマー】は、
「お、俺は降りる」
 と逃げの姿勢だ。