完全にブサとビヨをおちょくっている。
 ブサは、
「殺されてぇのか?」
 と三度怒鳴る。
「君たちには無理だよ。なんとか話し合いで解決できないかね?」
「「ぶち殺す」」
 当然、交渉――とすら思えないが決裂し、戦闘が開始された。
 ピリオドは、
「あ~やだやだ。野蛮な下等生物はこれだから……レディーは一人も乗っていないみたいだし、そうそうに決着をつけるか」
 と言って嫌々戦闘に答える。
 だが、その力はブサとビヨを終始圧倒した。
 プロバトラー――戦いをショービジネスに活かしたプロフェッショナルだけあって、戦闘はその辺の小者が挑んでも勝てる相手ではなかった。
 戦えば一瞬で決着はつくのだが、あえてそうしない。
 ブサとビヨに攻撃をさせてそれを圧倒的な力で防いでいた。
 ブサは、
「こ、この野郎……」
 と息も絶え絶えに睨むが、目力が無い。
 ビヨも、
「チョロチョロとよけやがって……」
 と強がるが、実力では二人がかりでも勝てない事は薄々感づいている。