結局、一番無難な、仲間の遺品を売ってそのお金で食べるという選択をした。
 だが、大切な仲間の遺品を売るという事は簡単な事ではない。
 何かを得るためには何かを捨てなければならない――
 その【発見】をかみしめる二人だった。
 契約により、感覚がリンクしているので、【オージャ】が抱える苦悩がそのまま【ぴくり】にも伝わってくる。
 生きている以上食べなくてはならない。
 だけど、それには犠牲にしないと行けない事も出てくる。
 今はそれが辛い。
 この感覚は【ぴくり】が初めて知る感覚だった。
 辛い気持ちを肌身に感じる。
 辛いって本当に辛い事なんだな……
 【ぴくり】はその辛い気持ちに苦しんだ。