一人で生活していた【オージャ】には当然、お金が無い。
 彼は今まで家に生えている不思議なキノコを食べて生きてきたのだ。
 彼が町で食べるには仲間の遺品を売る必要がある。
 で無ければバイトだが、人見知りの激しい彼には接客業などは無理だ。
 それ以前に面接で落とされるかも知れない。
 謙遜抜きで本当に何も出来ない――それが【オージャ】というキャラクターだった。
 唯一、他のキャラクターよりも優れているというのは覚えるスキルのキャパシティーが大きいという事だが、それは技能を覚えたらの話だ。
 覚える前の彼は、まさに使えない【キャラクター】と言えた。
 悩む二人。