【ぴくり】同様、【オージャ】も外の世界の事を何も知らないのだ。
 知らない者同士が話し合っても答えは結局知らないという事になる。
 【ぴくり】は、
「と、とりあえず、どこか行きませんか?ここで話していても何もなさそうですし、とにかくどこかに行って何かを見つけましょう」
 と言った。
 【オージャ】は、
「そ、そうだね。とにかくどこかに寄ろう。ところでどっちに行ったら良いのかな?」
 と言う。
「え、えーと……」
「う、うーん……」
 答えが出ない。
 なんとも情けない二人だった。
 ちょうど田舎から都会に出てきたお上りさんが陥るような状況だった。
 右に左に何か無いかと見て回る二人。
 そうしている内に、【オージャ】はお腹がすいたので、何か食べようという事になった。
 何か食べるには自然に入って動植物を取って食べるか、町に入ってお店で食べるかの二択となる。
 自然を選択した場合は【オージャ】には狩りの経験が無いので山菜などを取って食べるという選択になる。
 町を選択した場合は、お金が必要となる。