【ぴくり】はじっくり考える。
 うーん……
 うーん……
 うーん……
 よく考えたけど、【ぴくり】には冒険がどんな事を指すのかよくわからない。
 だけど、まてよ……
 【ぴくり】が今、最も求めていることは【新しい】事をいろいろ知りたいと言うことだ。
 【発見】――そうだ、【新しい発見】をしていきたい。
 いろんなものを見つけてくれる【キャラクター】――そういう【キャラ】と契約したい。
 そう感じた時、うっすらと薄い光の帯が【ぴくり】から出てきた。
 光の帯の先は、まっすぐ、目の前の小さな村を目指している。
 そこで、【ぴくり】は確信する。
 【トム太】が言っていたのはこのことなのだ。
 自分が何を求めているかを考えた時、近くにそれに適した【キャラクター】が居たら、光の帯という道がその【キャラクター】の居場所への道案内をしてくれるのだ。
 【ぴくり】は一つ賢くなった。
 【ぴくり】は小さな村に到着した。
 見たところ、小さな村は寂れていた。
 人が住んでいる気配はあまりしない。
 廃村に近い村であると言える。