だが、【なの】は、
「ちょっと興味持ったけど、やっぱやめとくわ。あんたと夫婦になるって事じゃないってのはわかったけど、あんたも親としての権利を持っているんでしょ?つまり権利は半分って事じゃない。私はね、私だけの特別なものが欲しいのよ。誰かと分けるなんてまっぴらなの。あんたが特別な存在だってんなら考えるけど、あんたが評価されたっていう想像力も私にとっては眉唾ものだし、よくわからないものを育てるのも面倒――よって却下するわ。私の柄じゃない。誰か他の人、見つけて」
 と言った。
 【なの】は楽しておいしいところだけを持って行きたいようだ。
 そんな都合の良いものなんてないのでは?と言いたかったが止めておいた。
 彼女は誰かの尻馬に乗りたいタイプなようだ。
 それを聞くと、なんでこんな女の子に告白したんだろうと思ってしまった。
 女の子を見る目が無いんだなと自己評価した。