非番だった隆三は仲間の刑事を呼び、容疑者4人を里桜への殺人未遂の現行犯で連行してもらった。
 調べたら4人が複数の人間を殺害しているという事は次第にわかって来るだろう。
 隆三は半信半疑だったが、三本の柱の2人の力を目撃したのだった。
 神々しさも感じられた彼女達の活躍を目の当たりにした今、彼女達の力を信じざるを得ないだろう。
 里桜は、
「あんたやるね。私は花坂 里桜」
 と言って、結羽に自己紹介した。
 同じような力を持っていると肌で感じたのだろう。
 結羽も、
「私は清宮 結羽と言います。こちらこそ、よろしくお願いします」
 と言って握手を求めた。
 里桜はそれに答え、ここに三本柱の内の2つの運命の出会いが実現した。
 後、一人、【声に癒やしをまとう女神】が揃えば、【パンドラ】に勝てるかも知れないというのはあながち嘘とも思えなかった。
 隆三はこの後は仕事になるので去らねばならなかったが、
「俺は刑事をやっている中石 隆三って者だ。そこの結羽ちゃんとは妹が亡くなった【パンドラ】事件からのちょっとした知り合いだ。刑事である以上、俺は人間の犯罪者を追うことになる。だから、【パンドラ】事件には直接は関われないとは思う。だが、俺も【パンドラ】を憎む気持ちはある。だから、出来るだけの協力はしたいと思っている。何かあったら連絡をくれ。じゃあ、結羽ちゃんの事、よろしく頼む」
 と言って帰っていった。