見つかった三本柱の一つは【両手に光輝をまとう女神】――結羽の特徴とは別の子だろう。
 だが、知っててとぼけてみせたのだ。
 彼女が本当に【視線に真実をまとう女神】ならば、仲間が居るという事は彼女の励みになるのではないかと思ったからだ。
 結羽は望む望まないに関わらず、ずっと、力を持って生活をしていくことになる。
 特別な力というのは普通の人々からは奇異に映る事が多い。
 覚醒してからの三年間という日々は彼女をいかに傷つけて来たかは想像に難くない。
 だからこそ、同じ悩みを持つかも知れない仲間の存在はかけがえのないものとなるのではないか――
 いや、それは建前だ。
 隆三は小夜の敵、【パンドラ】に勝てる力を持っているのであれば、使って欲しいと思っている。
 それが本音だった。
 妹の敵を討つために、妹と同じ年の女の子を利用しようとしている。