だが、対策チームとしては、1人でも犠牲者を出したのであれば、それは失敗であると言えるのだ。
 犠牲者を誰も出さずに呪いを終息させる。
 それこそが、対策チームが掲げている目標なのだ。
 なので、この事件はどちらかが勝ったというよりも両者敗北と言った結果であろう。
 【パンドラ】のオルゴール事件は終息したが、【パンドラ】一派は、また、新たな呪いを考えるだろう。
 元を絶たなければ、悲劇は量産されてしまう。
 あの手この手を使って被害者達に忍び寄って来る陰湿な悪霊――それが【パンドラ】の呪いだ。
 呪いの元凶である【パンドラ】を倒す事。
 それが、対策チームの最終目的だった。