被害者にどこまで踏み込めるかで呪いを解呪出来るかどうかが決まる。
 対策チームは被害者とは赤の他人だ。
 なので、他人である対策チームが被害者の内面にまで踏み込めるような状況にはなりにくく、わかってはいても対処が取れず、黙って呪いの侵攻を見ているしかなかった。
 これに関わっていたのが里桜だったならば、被害者に触れ、呪いの解呪が出来た可能性が高い。
 もっと早く、里桜を見つけ出して、彼女を派遣できていれば……
 その事が悔やまれる事件でもあった。
 被害者にとっては運が無かったでは済ませられないのだから。
 里桜の参加不参加で戦況が大きく変わると言っても良かった事件だった。
 それに里桜は一人だ。