その痣が心臓にたどり着いた時点で、被害者は死亡するという時間差のある呪いだった。
 杉山 里桜は元恋人からこのバトンを受け取り、次の暁へとバトンを渡したのだ。
 杉山 里桜が些細な喧嘩から暁と別れ、やがて別れた暁が新しい恋人、静那を作った時点で、杉山 里桜の呪いが発動。
 それを幼なじみの由紀と共に、遊びに来ていた花坂 里桜が目撃する。
 大好きなおばが苦しみながら死んでいったのを見た時、花坂 里桜は覚醒した。
 おばの遺体を触り、それが【パンドラ】による呪いだと気づき、呪いの後を追った。
 呪いは暁から静那へと移っていて、暁と静那が不仲になっていて別れるまで時間の問題という状況だった。
 そんな暁と静那が別れ話をするために会っていた時に花坂 里桜は乱入。
「里桜おばさんが亡くなった時になにやってんのよ、あんたはぁ~」
 と言って、暁を思いっきりひっぱたいた。
 すると、【パンドラ】バトンの呪いは強制的に霧散し、消え去った。
 最後に、
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃ……」
 という断末魔を残して。