ひょっとすると一番危険なタイプかも知れない。
 そう考えると誰も彼もが危ない様に思えてくる。
 そう――三人とも殺人を犯す要素が適応した者達なのだ。
 見た目に限らず、榮一郎の気づかない危険な要素があるかも知れないのだ。
 榮一郎の額から汗が流れ出る。
 この判断ミスで自分にも大きな危険が回ってくるかも知れないと思うと、震えが来る。
 誰だ。
 誰が良いんだ?
 わからない。
 判断ミスがそのまま危険につながるかも知れない。
 榮一郎は悩む。
 悩む。
 悩む。
 悩んでも答えが決められない。
 そうこうしている内に、三人が店を出て行ってしまう。
 決めなければいけないのに足がガクガク震えてしまう。
 こんなところ従兄弟の俊征達には見せられない。
 彼らは自分を頼りにしているのだから。
 だが、榮一郎もまた、人間なのだ。