榮一郎は基本的に争いごとが好きでは無い。
 生まれてこの方喧嘩と呼べるようなものは数えるほどしか経験して来なかった。
 なので、絡まれてしまえば、榮一郎はやられてしまうだろう。
 喧嘩慣れしていない相手。
 それが、榮一郎一人でもなんとか出来るかもしれない相手と言える。
 次に、榮一郎は【パンドラ】ジュースの適応者3名の分析を始める。
 まだ、名前がわからないので仮にA、B、Cとする。
 Aは、筋肉質な男性。
 喧嘩はやるかどうかはわからないが、明らかに何か鍛えてそうだ。
 表情からもかなり気合いが入ったタイプと言えるだろう。
 Bは、長身の女性。
 いや、女性かどうかはよくわからない。
 ひょっとするとニューハーフかも知れない。
 喧嘩はやるかどうかはやはりわからない。
 だが、表情から推測するとかなり気の強いタイプと言えるだろう。
 Cは小太りの男性。
 一見すると一番対処が取りやすいタイプには見える。
 だが、こういうタイプは裏で何をやっているかわからない。