そうなればいたちごっこだ。
 何度もクレームをつければ逆にこっちが悪質クレーマーとして罰せられる可能性がある。
 つまり、この方法は使えない。
 使える方法としては、【パンドラ】ジュース自体をどうにかするよりも、【パンドラ】ジュースにより性格を変えられた、加害者をどうにかした方が良さそうだ。
 【パンドラ】ジュースは間接的な呪いなので、対処する側も間接的に対応した方が良いのではないか?という結論になった。
 よくよく調べて見ると、この【パンドラ】ジュースは相性があるようで、普通の人が【パンドラ】ジュースを飲んでも効果が無いようだ。
 ジュースなのだから手広く売ってしまえば、あっという間に呪いは広がるはずなのにそうならないのは、適応確率の低い呪いだからだろう。
 恐らくは潜在的に犯罪を起こしやすい人間が【パンドラ】ジュースを飲んだ時、内に秘めていた犯罪を犯そうとする気持ちが増幅されて犯罪を犯すことになるのだ。
 犯罪を犯すのが元々、そういう気持ちを持っていた者だから例え、【パンドラ】ジュースを飲んでも大して怪しまれない。
 そういうからくりなのだろう。