あれこれ悩んでいる内に温を見失ってしまった。
 まただ。
 また、自分の判断ミスで敵を逃がしてしまった。
 落ち込む俊征。
 だが、すぐに考えを変える。
 落ち込むのは俊征の勝手だ。
 だが、温は今、現在も呪いに犯されているのだ。
 早く助けなければ、次の犠牲者になるだろう。
 まだ、間に合う。
 その希望が俊征を動かしていた。
 必死で温を探す俊征。
 どこだ?
 こっちか?
 ここも違う。
 あっちか?
 あっちも違う。
 そっちか?
 そっちも違……いや、居た。