そう思って行動していたし、実際にそれを体現してみせたのだった。
 勇治からの情報で、【パンドラ】ランナーは【PANDORA】の文字をなぞるという事がわかっていたので、後は先回りして、【パンドラ】ランナーが現れた時、塩をかける。
 幸い、口の軽い成安自身から自分が朝走っているコースを聞いていたので、準備は万全だった。
 成安が通りかかった頃、玲於奈と香月も出てきて、【パンドラ】ランナーであるパーマの少女を発見。
 いくつか確認して、それが【パンドラ】ランナーだと認識出来たところで攻撃開始。
 二人で行動していたので挟み撃ちも出来た。
 さすがに塩をかけただけでは少ししかダメージは与えられなかったが、ちりも積もれば山となる。
 見つけ次第、即座にぶっかけ回した効果が現れ、パーマの少女は、
「口惜しや……口惜しや……」
 という言葉と共に消滅していった。
 努力と根気とアイテムの勝利と言えた。
 結果、霊能力が全く無いにもかかわらず、二人は対策チームの中で最短で、【パンドラ】ランナーを葬り去ったという事になった。
 これは大快挙と言えた。