それを阻止するためにチームが組まれたが、今回の人数は15人。
 その中に霊能力が無い黛 玲於奈(まゆずみ れおな)と大森 香月(おおもり かづき)も居るために彼女達は二人で組んで行動している。
 後、チームリーダーの小野寺勇治(おのでらゆうじ)は対応チーム同士の連絡係もやっている。
 なので、多少とは言え、霊能力のある俊征は単独行動で対処しなくてはならなかったのだ。
 【パンドラ】ランナーの呪力は【パンドラ】の呪いとしては弱い方だったので、レベルの高い霊能者は強い【パンドラ】に回されている。
 これくらいの呪いは、自分達で――そうは思うが、やはり、【パンドラ】の呪いに対して単独で挑むのはかなり怖かった。
 だが、誰かがやらねば、呪いが成就してしまう。
 弱かろうが何だろうが、【パンドラ】は【パンドラ】だ。
 呪いが成就してしまえば、またビスクドールを出現されてしまうことになるのだ。
 1つ1つ呪いの成就を防いで行くことが大切な事だった。
 勇治の連絡ではすでに11名の【パンドラ】ランナーが完走間近だという。
 担当している霊能者達のレベルが低く、押さえ切れていないというのが現状だった。
 勇治が出張ればなんとかなるかも知れないが、それだと、他のメンバー達との連絡が行われなくなる恐れがある。