おとなしい性格の和毅では珍しい光景だった。
 それだけ、身も心も【パンドラ】に浸食されているという事の裏返しでもあった。
 【パンドラ】ランナー――これが今回、俊征が遭遇した【パンドラ】だった。
 ポニーテールの少女は【パンドラ】ランナーの一人だったのだ。
 【パンドラ】ランナーは一人ではない。
 そのため、他の人員を割けずにいた。
 他の【パンドラ】ランナーには別のメンバーが担当していた。
 【パンドラ】ランナーの数は13名――、その全員が【PANDORA】の文字を完走した時、呪いが成就してしまう。