彼の行動が裏目に出てしまったという事になる。
 次の日の早朝、和毅は【O】の位置と思われる場所に向かった。
 まさかとは思ったが、本当にポニーテールの少女は居た。
 天にも昇る気持ちになる和毅。
 その少女の存在がおかしいとは夢にも思わない。
 彼にはそれが怪しいと思うだけの想像力が欠落していた。
 ポニーテールの少女は【O】の文字をなぞる様に一週するとまた、消えてしまった。
 和毅は、
「次は【R】か……」
 と言った。
 次に会うことも期待していた。
 翌日、和毅は【R】の位置にいた。
 【R】は一回では書けないため、複数会うことになる。
 そう考えながら【R】の開始位置に行くと、ポニーテールの少女は待っていた。
 今度は走っていない。
 立ち止まって待っていた。
 和毅は困ってしまう。
 和毅は走っている少女の後を追う事を楽しみにしていたのだ。
 走ってくれなくては、追いかける事が出来ない。
 それでも、なんとか準備運動をして立ち止まっていると少女の方が近づいてきた。
「きもいんだよ」
 とか言われるのでは無いかと思い、青ざめる和毅。