また、二週間――そんな不安が出てきたが、翌日、【ピコット】から連絡が入りホッとした。
 そして、一日連絡が無かったから不安だった旨を伝えた。
 【ピコット】からは【改めて付き合いましょう】という言葉が返ってきて、幸夫は了承した。
 だが、その【改めて付き合いましょう】こそ、問題だったのだ。
 実は、【ピコット】――本名、吉住 ねね(よしずみ ねね)は付き合って二週間後、死亡していた。
 その【ピコット】のアドレスを不正に取得したのが、二代目【ピコット】――岸和田 絵馬(きしわだ えま)だった。
 つまり、二代目の【ピコット】と改めて付き合うという事になったのだ。
 ねねが11人目、絵馬が12人目という事になる。
 幸夫は知らず知らずの内に被害者を増やしているという事になったのだ。
 二代目【ピコット】からもきっちり二週間後に連絡が来なくなり、幸夫の脳裏に
「――あと一人……」
 という言葉が響いた。
 幸夫は
「な、なんで?」
 とパニックになる。