答えはネットの世界にどっぷりはまったのだった。
 ネットゲームの世界にはまりだしたのだ。
 これであれば、チャットなどで、会話も出来るし、本人の顔もわからないから、付き合うという事もない。
 それにネット上で結婚式だってあげられる。
 そういう環境は幸夫の精神状態にぴったりとマッチした。
 幸夫はネットゲームで知り合った、見ず知らずのハンドルネーム【ピコット】と付き合う事にした。
 【ピコット】とはなんとなく趣味もあったし、実際に付き合う訳じゃないから大丈夫――そう考えていた。
 だが、【パンドラ】の呪いはそんなに生やさしいものではなかった。
 【ピコット】とネット上で付き合うことにして2週間が経過すると【ピコット】から連絡が来なくなった。