そこで気づく。
 タトゥーが幸夫に彫られているため、付き合っただけで、二週間後に付き合った彼女は自動的に死ぬのだ。
 夢にも見なくなったから大丈夫だと思っていたが、違っていた。
 夢はみていたのだ。
 ただ、起きたとき、覚えていなかっただけなのだ。
 これで7人目の犠牲者という事になる。
 もう、誰ともつきあえない。
 ずっと一人でいるしかない。
 その恐怖が、幸夫を支配する。
 人生を儚んで自殺も考えた。
 だが、死ねなかった。
 まるで、羽でも生えたかのように飛び降り自殺しても無事だったり、焼身自殺を図っても体が燃えなかった。
 死にたいのに死ねない?
 訳のわからない恐怖が幸夫を襲う。
 そして、幸夫は人と付き合うのをやめた。
 だが、それでも不幸は続く。
 幸夫と付き合っていると吹聴して回っていた三人の女が発言してから二週間後に死亡したのだ。
 その事実だけが夢に現れ、幸夫に知らせてきた。