ぴょこたんは、
「そのままだとかえれないでちゅよ」
 と言い、吟侍も
「解ってる。そんな訳で力の調整とか頼みてぇんだ」
 とぴょこたんに自分達の力の制御をお願いした。
 一口に力の制御と言っても簡単にはいかない。
 どこの力が現界を破壊するかわからない以上、身体の隅々までチェックをする必要があった。
 吟侍は一度、すでに【真似っこ吟ちゃん】の商品化に伴い、自身の生体データをぴょこたんに見せてはいるが、女性陣達は初めてだ。
 全てをさらすという事は恥ずかしい事でもある。
 女性陣達が納得してくれるかどうかの問題もある。
 だが、これに首を縦に振ってもらわないと、現界には危なくて戻せないのだ。
 それは、一番力の弱い那遠についても例外ではない。
 彼女ですら、簡単に銀河を揺るがすような力を得てしまっているのだ。
 力の制御無しにはもはや、現界でまともに暮らすことも出来ない。
 もう、ただの人間ではなくなってしまっているのだ。
 少なくとも吟侍達は全員、クアンスティータの力を極一部であるが、身に着けてしまっている。
 クアンスティータの力の危険性はセレークトゥース・ワールドで嫌と言うほど体感してきている。
 異常に頑丈なセレークトゥース・ワールド内ですら危険なのだ。