もはや、上中下の位分けは意味をなさなくなっている。
 そういう意味では吟侍達の行動がクアンスティータの所有する宇宙世界の力をさらに上げたと言っても良い。
 クアンスティータの宇宙世界に刺激を与え続ける限り、吟侍達はいつまでも下の位をチョロチョロしていることになるのだろう。
 それだけ、クアンスティータとは通常の存在が手の届かない存在であると言える。
 吟侍はまた、弓と矢を作り出す。
 今度は最初から力をある一定に制御している。
 つまり、手加減をしている。
 その矢の力は的確に大魔王トンデェモネーの配下だけを倒した。
 そして、大魔王チャンチャラの時の様に、大魔王トンデェモネーの顔だけ確認して、攻略は諦めた。
 本来であれば、大魔王を1名も攻略していないのだから、自由な通行許可は得られないのだが、最後に挑戦した吟侍が十二分に大魔王討伐の可能性を持っていたという事が評価され、レティシア姫のエリアの通行許可ともなるハンコが押されるのだった。
 こうして、シェリル姫、アルフォンシーナ姫に続いて、レティシア姫のエリアへの自由な行き来が可能となった。