しばらくして、オルオティーナ達が帰る事になった。
 オルオティーナは、女性陣達の方を見て、
「お前たち、これを進呈しよう」
 と言って、女性陣達に一つずつ何かを手渡した。
 それはクアンスティータ・パスポート・ミニ(QPM)、吟侍の所有しているクアンスティータ・パスポート(QP)の簡易版だった。
 ステラは、
「これは?」
 と聞いた。
 オルオティーナは、
「お前たちはこのままでは吟侍殿の金魚の糞と一緒であろうからな。吟侍殿の動きに合わせて行動するのでは何かと不便であろう。吟侍殿の許可が必要だが、許可が得られれば、自由にセレークトゥース・ワールドを行き来できる上に、単独行動も出来るというものだ。他にも多少、制限があるが、ある程度の行動はこのセレークトゥース・ワールドにおいては認められるという事になる。資金を稼ぐこともな」
 と言った。
 つまり、ある程度の制限付きで、セレークトゥース・ワールドを自由に行動できるようになったのだ。
 これは大きいと言える。