クアンスティータはどうしようもない程、強大なパワーや量を持っている化獣だ。
 しかし、コンパクトな精度で言えば、クアースリータの方が勝っている部分もあるという事だ。
 フェンディナはショックでまた、生き残ろうという本能から色んなものが一気に再覚醒した。
 それを見たオルオティーナは、
「そこの娘(フェンディナの事)、そう、構えるな。妾達は遊びに来ただけじゃ」
 と言った。
 やはり、怪物ファーブラ・フィクタと違い、オルオティーナは穏やかな面も持ち合わせているようだ。
 むやみに戦闘をしようという性格ではないのだ。
 吟侍は、
「そうだぜ、フェンディナ。ビクつくこたぁねぇ。セレークトゥースを連れて遊びに来てくれたんだと思えば良い。よ、久しぶりだな、セレークトゥース――って言っても現界じゃ全然時間が経ってねぇのかな?じゃあ、ちょっとぶりだな、元気にしてたか?」
 と言った。
 フェンディナは、
「す、すみません……」
 と何故か謝った。
 別に謝る事ではないのだが、困ったらとにかく謝るという性格の彼女ならではの反応と言える。