なので、古き力の【不可能を可能にする力】で身体を分離させてやってきている。
 エカテリーナの古き力は元々、オルオティーナの力である。
 こちらの方が本家と言えるのだ。
 基本的にオルオティーナは新たな力を得ているため、古き力を使うことは少なくなったが、必要に応じては使う事もまだあった。
 クアンスティータは、
「だぁだ、だぁだ……」
 と言った。
 まだ、上手くしゃべれないのだ。
 そういう意味では生まれてすぐにしゃべれるようになった姉であり兄でもあるクアースリータの方が優秀であると言える。
 クアンスティータが【量】を司る化獣(ばけもの)であるように、クアースリータは【質】を司る化獣であるため、細かい部分で、クアンスティータよりも優れている部分を持っている。