【ロベルタ姫の物語】――

 ある所にロベルタ姫というお姫様がいました。
 とてもおてんばで、好奇心旺盛な女の子でした。
 興味がある事には何でも挑戦しました。
 お城にはいろんな存在を呼び寄せては楽しく遊びました。
 そんなロベルタ姫はある時、魔女と出会います。
 魔女の出す様々な力を見たロベルタ姫は魔女になりたいと思いました。
 そして、ロベルタ姫は魔女にお願いして、少しの間、プリンセスと魔女を交代してもらえないかと頼みます。
 魔女の使う不思議な術を色々と使ってみたいと思ったからです。
 魔女は
「良いですよ。ただし、条件があります」
 と言いました。
 魔女が出した条件とは期限までにお城に戻らなかったら、ずっと交代したままになるというものでした。
 つまり、ロベルタ姫は魔女の力を使って自分のお城に戻ってくる冒険をしなくてはならないというものでした。
 深く考えないでロベルタ姫はそれで良いと返事をしてしまいます。
 魔女との契約は絶対です。
 それを破る事は誰にも出来ません。
 ロベルタ姫は遠くの地に飛ばされ、右も左も解らない状態で、魔女として放り出されてしまいました。