それにショックを受けて倒れてしまったジャン。
 ミランダは帰って来る事はないのでしょうか?
 いいえ、違います。
 ジャンが作った1000体の人形やぬいぐるみ達が動きだし、ミランダを見つけるために各地に旅立っていったのです。
 人形やぬいぐるみ達はいくつもの困難にぶつかりますが、仲間達で協力しあい、次々と難関を突破していきます。
 ですが、困難は予想以上に過酷でした。
 次々と仲間の人形やぬいぐるみ達は倒れて行きます。
 だけど、諦めませんでした。
 最後の一体となった人形がミランダをつきとめます。
 ミランダはエルヴィール姫という仮の名前を与えられ、呪いの王国に釘付けにされていたのです。
 最後の一体の人形はミランダからエルヴィールの名前を受け取り、ミランダは元の名前を取り戻しました。
 1000体の人形やぬいぐるみは倒れてしまいましたが、ミランダは無事、愛するジャンの元に戻る事が出来ました。
 それから、ジャンとミランダは結婚し、生まれた娘の名前をエルヴィールとしました。
 それは、ミランダの代わりに呪いの王国に残ってしまった、人形を思っての事でした。
 すると、失ったはずの1000体の人形やぬいぐるみ達がジャンとミランダの元に戻ってきました。
 人形やぬいぐるみを大切に思う、ジャンとミランダの愛が奇跡を呼んだのです。
 ジャンとミランダは愛する娘と1000体の人形やぬいぐるみといつまでも幸せに暮らしました。

 ――という物語である。