ここはまだ、大魔王の支配地域ではないので、相談など、出来る事はここでしてしまおうと思った一同は、悔いの残らないようにした。
 ゾクズォークの支配地域に入る前にエカテリーナは、
「すまぬ。恩に着るぞ皆の者達よ」
 と言った。
 彼女なりの感謝の気持ちだった。
 吟侍は、
「お互い様だ」
 と言って親指を立てた。
 他の5名も合わせて親指を立てた。
 最後のレティシア姫のエリアでチームワークの様なものが出てきた。
 お互いの気持ちを確認した後で、いよいよ、ゾクズォークの支配地域に足を踏み入れた。
 ここから先はしばらく緊張が解ける事は無い。
 最初の敵が出てきた時点で吟侍達は【なりきりキャンディー】をなめる事になる。
 妖精になったとたんに、敵に襲われるかも知れない。
 なので、エカテリーナだけでなく、吟侍達6名にとっても危険な行為であると言えるのだ。
 しばらく歩く7名。
 時間や距離飛ばしはここでは使わない。
 目的地が無いからだ。
 最初の敵が現れた地点が目的地となる。