だが、三回目ともなれば、吟侍達も十分にそれを承知していた。
 【クティータ】による強化とショップエリアによるアイテムを揃えた事は念には念を入れたという事に過ぎない。
 下手をするとこれでもまだ足りない可能性だってあり得るという事は嫌と言うほど解っていた。
 吟侍は、
「もう、どこのエリアに進んでも油断は出来ないっていうのは言わなくても解るよな」
 とみんなに声をかけた。
 エカテリーナは、
「ふん。そのような事、言われずともわかっておるわ」
 と言った。
 今度は魔女戦の時の様な不完全な戦いではなく、活躍したいという気持ちが大きく出ている表情をしている。
 ステラは、
「一応、今回、最後の目的地になるわね。一人も欠ける事無く、無事、現界に戻りたいわね」
 と言った。
 全員がそれに頷く。