次に吟侍達が訪れた所は通称【タブーエラーライブラリー】と呼ばれる場所だった。
 セレークトゥース・ワールドにおけるタブー行為などが、一つ一つ記されている場所だった。
 セレークトゥース・ワールドの法を管轄している所でもある。
 法と言うと裁判所などをイメージするが、それとも違う。
 法を犯せば、最終的に、このセレークトゥース・ワールドに存在する【よそもの】による罰が待っている。
 それは死よりも恐ろしい罰だとされている。
 【タブーエラーライブラリー】ではその【よそもの】による罰を疑似体験出来る。
 疑似体験とは言っても本物とはまるで比べものにならないくらい大したことはない。
 だが、それでも、心の底から震え上がるのは間違いなかった。
 それだけ、【よそもの】の力は絶大だった。
 セレークトゥース・ワールドに存在する【よそもの】の数は、2つ――
 1つは、ショップエリアを管轄するパクスクパ、
 もう1つの存在は、ヒストリーエリアを管轄するフェーリアイアリーフェだ。
 どちらの存在も現界においてはその出現=現界の消滅を意味する。
 それだけの存在だった。
 パクスクパはその出現により、全ての存在のバランスが崩壊し、フェーリアイアリーフェは全物質に対処のとりようのないダメージが付加される。