だが、このセレークトゥース・ワールドに来ていた時から、ショップエリアと聞いて胸がわくわくしていたのだ。
 自身のパワーとしても少し、余裕が出てきたので、那遠は希望を言ってみたのだ。
 吟侍達としても一息、入れたかったので、あっさりとオッケーが出た。
 吟侍達はショップエリアを改めて観察してみる。
 今まではショップエリアと言えば、殆ど、=ぴょこたんのお店だったので、時間と距離を飛ばしてすぐにぴょこたんの店の店内に移動していたので、あんまりまじまじと店の外の風景を見てこなかったが、改めて見てみると、地球で言えばビルに当たるのが、丸い球体となっていてそれがぷかぷかと風船のように浮いている光景が見て取れる。
 店の外には呼び込みと思われる存在が何名か出ているようだが、それらは全て、地球で言えばゆるキャラのような姿形をしている。
 ――そう、ショップエリアの多くは、ゆるキャラのような存在が店を任されているのだ。
 ぴょこたんのような存在が他にもいるという事になる。
 ぴょこたんだけが例外では無かったのだ。
 とりあえず、ぴょこたんに挨拶を済ませ、お隣のビル――というか球体のお店を見て見る事にした。
 この店は以前に予約した、女の子によるサービスのお店、【接客レストラン】の内の1軒、【ふんわりふわふわ】が入っている店舗だ。
 お隣さんという事もあって、吟侍は予約を入れたのだ。
 もちろん、この店には【ふんわりふわふわ】以外のサービスもある。
 店長となって取り仕切っているのは、猫のようなゆるキャラ、もとい、存在、通称、【にゃんころりん】だ。