ソナタは、セレークトゥース・ワールドの超自然とのアクセスに成功し、小さいながら、器を作り出した。
 ソナタは、
「で、出来た。出来たわよ、吟侍――って居ないか。もう、何でこんな時に居ないのよぉ~……」
 と興奮を隠せなかった。
 身体は小さいが、新しく出来た超ゴーレムの器は今までソナタが作ってきた器を遙かにしのぐ出来だった。
 戦わなくてもその凄さは十分に伝わって来た。
 ソナタとしては、それで満足だった。
 ソナタは、
「あ、私は、もう良いわ。じゃ、あんた、結着つけなさいよ」
 と言って、エカテリーナにバトンタッチした。
 エカテリーナは、
「言われるまでも無いわ。妾がけりをつけてくれる」
 と言った。
 エカテリーナもまた、フェンディナのように思うように力を発揮できない状態にあった。
 それと言うのも、クアンスティータの乳母にして摂政(せっしょう)のオルオティーナの古き力を貰ったは良いが、力が大きすぎて上手く引き出せずにいたからだ。
 今回は、その古き力を試しても良いのだが、その大きすぎる力に対して、相手の魔女ダニエラは余りにも小者過ぎる。