那遠は、
「あー、怖かった。やっぱり、私は戦いには向いてませんね。はい、タッチ」
 と言って、次にバトンを渡した。
 2番手はステラとなる。
 ステラは、かかしの力を試して見ることにした。
 かかしはステラが未来から持ってきた兵器であり、ガンマ線バーストも出せる力を持っている。
 元々が、クアンスティータの背中についている変幻自在の万能細胞、背花変(はいかへん)を研究して作られているため、その使用例はかなり広範囲にわたってあるのだが、対クアンスティータ戦ではまるで役に立たなかった。
 このセレークトゥース・ワールドでも何度か使用したが、ガンマ線バーストの勢いは、超急速に宇宙世界の抵抗にあい、枝一本焦がせないという状態だった。
 ステラとしてはこの火力を試してみたかった。
 彼女としては、マッチに火をつけた程度の気分で放ったのだが、ちょっとしたファイヤーボールくらいの威力として発動した。
 これは、セレークトゥース・ワールドの破壊エネルギーの吸収力から考えると相当なレベルであると言える。
 この状態で現界に戻った時、気をつけないと威力はガンマ線バーストどころの騒ぎではないという事が予想された。
 恐らくは超ガンマ線バーストどころではない破壊力があるだろうことは容易に想像がつく。