なので、物語になぞって行動する事にした。
 今、居る時間軸は、アルフォンシーナ姫が行方不明となって、国王がおふれを出して、姫の行方を九眼になって捜しているシーンなので、時間軸を巻き戻して、アルフォンシーナ姫が生まれて開かれたパーティーの時に戻る事にした。
 このセレークトゥース・ワールドでは時や空間の概念が破綻しているので、時間を飛ばす事も出来れば戻す事も出来るのだ。
 最も、失われたもの等は時間が戻っても元に戻る事は無い。
 それにより、戻った場合、簡単にパラドックスが起きる。
 そういう意味では下手に時間を戻す事は出来ない危険な行為と言えた。
 慎重に配慮をして、時間軸を戻す。
 無事に目的の時間軸まで戻したは良いが、吟侍達は城の外に居た。
 赤ちゃんのアルフォンシーナ姫は居るだろうが、アルフォンシーナ姫の特徴を確認したくても、城に入る手段が思いつかなかった。
 ソナタが、
「こう見えても私はメロディアス王国の第六王女だからね。王族が他の王族のパーティーに招かれるのはよくあることよ」
 と根拠の無い自身を持って行ったが、門番に、
「知らんな、帰れ」
 と言って追い返された。