吟侍は、
「なら、なぜ、これもそれにしない?」
 と聞き返したが、ぴょこたんは、
「じょせいのかたたちがぜひにというのでそうちまちた」
 と言った。
 吟侍達が試すのは製品版ではなく、試作版だというのは解ったが、設定を変更する意味が彼にはわからなかった。
 ソナタは、
「さぁ、吟侍、覚悟なさい」
 と言った。
 吟侍は、
「な、なんの覚悟なの、おそなちゃん?」
 と狼狽えた。
 吟侍にはそのつもりは無くとも女性陣達には、このセレークトゥース・ワールドで吟侍とさらに親しくなろうという思惑がある。
 隙あらば、そういうイベントを割り込ませるという事は初めから考えにあったのだ。
 そんな乙女心の下心が全くわからないぴょこたんは、真面目に商品の説明をした。
 それによると、【プラスアップエキス】は3タイプあり、【松】・【竹】・【梅】のエキスになっている。