クアンスティータ関係とは言え、知らない存在に自分の全てを晒すことにもなるのだ。
 女性としては気持ち悪いという事にもなる。
 女性だけに限らず、吟侍はさらっと提供したが、好きこのんで自分の生体データを他に提供したいとは思わないはずである。
 また、提供したとしても、【真似っこ吟ちゃん】の様に売れるとは限らない。
 なので、吟侍としては生体データではなく、別のサービスを提供するのが良いだろうと判断した。
 考えられる事と言えば、シェリル姫の森で手に入れた化け物達をどうにかするというのはどうだろうという事だった。
 シェリル姫の森に住んでいたという事は、今は、吟侍のルフォス・ワールドの所属になってはいるが、元々がクアンティータの宇宙世界の住民であるのだから、セレークトゥース・ワールドに拒絶されるという事にはならないはず。
 シェリル姫のエリアでは力不足を感じさせる事が多かったので、シェリル姫の森で手に入れた化け物達の力を女性陣達に付加する事が出来れば、この先の冒険も比較的有利に運べるのではないかという事を相談した。
 シェリル姫の森の化け物の戦闘力や能力を一時的にでも女性陣達に割り振るようなアイテムを開発出来ないかと話し合った。
 ぴょこたんの答えは、力を借りる化け物の属性が吟侍(ルフォス)のものとなっているのであれば、そんなに難しく無く出来るのではないかとの事だった。
 正直、エカテリーナやフェンディナ達は自分達に秘めている本来の力を発揮できているとは言えない状態なので、化け物の力を借りられるという事は次の冒険をするに当たって必要条件であると言えた。