吟侍は、
「そりゃ、ぶったまげたなぁ~、そんなに売れたのか、あれ……」
 と言った。
 吟侍はぴょこたんに自身の生体データを商品化するという事を持ちかけていた。
 それを目玉商品として、店を大きくして行ったのだ。
 実際の経営は、ノウハウを吟侍なりにぴょこたんに伝授して、ぴょこたんが行っていたが、アイディアの提供者として、売れれば売れる程、吟侍の資産は大きくなって行くというものだった。
 だが、商品の人気にも陰りが見えてきたので、新たな新商品開発を手伝って欲しいという事で会いに来たのだ。
 吟侍達としては、アルフォンシーナ姫のエリアに行きたいので、それどころでは無いのだが、この新商品開発を次の冒険に活かせないかと思案した。
 とは言っても身一つでセレークトゥース・ワールドに来ている吟侍達に提供出来るのは基本的には自身の生体データくらいしかない。
 だとすると、吟侍以外の女性陣の生体データを提供するか?という事になるのだが、自分であれば良いが、女性が簡単に生体データを提供するとは思えない。