【レティシア姫のストーリー】

 ――ある時、とても意地の悪い女王が居ました。
 その女王の名前はジンベリと言いました。
 ジンベリ女王は恋をしました。
 ランス王子にです。
 ですが、ランス王子は性格の悪いジンベリ女王の求婚を断り、一人の村娘と結婚しました。
 ランス王子にフラレた事よりも、女王である自分がただの村娘に負けたという事実が許せなかったジンベリ女王は呪術師に依頼をして、国王に即位したランス王子と村娘の間に生まれたレティシア姫に呪いをかけました。
 それは、首、胸、腰、右腕、左腕、右足、左足の七カ所が、段々陶器に変わっていくと言う呪いです。
 陶器になった部分は、それぞれ、七名の大魔王の供物(くもつ)とされてしまいます。
 七カ所全てが陶器に変わった時、レティシア姫はただの陶器の人形となってしまい、本物のレティシア姫は大魔王達に食べられてしまいます。
 身体が徐々に陶器に変わっていくレティシア姫を見て、ランス国王と村娘だった王妃は悲しみます。
 様々な英雄達が呪いに挑みますが、全てやられて帰ってきました。
 どうしようもないと思われた時、お城に飾られていた彫刻がしゃべり出しました。
「僕を動けるようにして下さい。そうすれば、見事、レティシア姫を救ってみせましょう」
 と言って来たのだ。
 半信半疑ではあったものの、藁をも縋る(すがる)気持ちだったランス国王は魔法使いに依頼して彫刻を動ける様にしました。