そうなれば、例え倒せたとしても吟侍も共倒れとなってしまう。
 そうならない様に、一瞬だけ、クアンスティータ化してすぐに戻るという手段を取ろうとしていた。
 幸い、セレークトゥース・ワールドに来てたくさん食べたので、栄養は十分に満たしている。
 この貯めた栄養分をクアンスティータ化に回せば、一瞬だけならば、何とか立っているだけの体力くらいは残るだろうと判断していた。
 この作戦を成功させるには、シェリル姫の影を油断させなければならない。
 なので、吟侍は八方手を尽くしたが、シェリル姫の影に勝てる力は無くなったという事を演出しようとしていたのだ。
 チャンスは一回限り。
 失敗すれば、吟侍に勝ち目は無くなる。
 それだけに慎重だった。
 たっぷりと様々な攻撃方法を試す吟侍。