とりあえず、吟侍はエカテリーナ以外にも自分がイメージした映像を女性陣達に、送った。
 イメージを共有させた方が良いと思ったからだ。
 だが、その目的としていた暗殺者は大勢の仲間と共に、遺体となって転がっていた。
 ソナタ達を狙ったのが単独犯だったのに、何故、仲間だと思ったかと言えば、姿形が、エカテリーナがイメージしたものとそっくりな姿形をした遺体が転がっていたからだ。
 その暗殺者達の遺体はゆっくりと森の中に吸い込まれていった。
 森が栄養として遺体を食べたのだ。
 その暗殺者達の遺体が取り囲む様に中心には一つの影があった。
 単純に考えれば、暗殺者達を始末したのはその影という事になる。
 そして、実力は暗殺者達を大きく凌駕すると言えるだろう。
 吟侍は、
「みんな、油断するな」
 と声をかけた。
 吟侍に言われるまでもなく、女性陣達は緊張の糸を緩めていない。
 影はゆっくりと動き出す。
 バサァっと白い翼を広げて飛び上がる。
 天使?かと思ったが、違っていた。