01 シェリル姫の森


 芦柄 吟侍(あしがら ぎんじ)達は第一本体、クアンスティータ・セレークトゥースの所有する宇宙世界、セレークトゥース・ワールドに来ている。
 そのセレークトゥース・ワールドでもメインとなる二つのエリアの内の一つ、ショップエリアでの買い物を済ませ、もう一つのヒストリーエリアに来ている。
 ヒストリーエリアには主に、プリンセスと道化をイメージしたテーマパークのようなものが広がっており、その中でも規模が小さいとされるシェリル姫のエリアに来ていた。
 とはいえ、シェリル姫の森とされるどこまでも果てしなく続く森だけで、現界の宇宙空間の数倍の大きさだというのだから、セレークトゥース・ワールドの規模の大きさが如何に広大かが、うかがい知れるというものだった。
 また、樹木の一本にいたるまで現界では考えられない程の柔軟性と耐久力を持っており、星を爆発させる力を持ってしても小枝一本折るのに一苦労する。
 拍子抜けするくらい壊れないのだ。
 また、折れた木もすぐに再生する。
 これは、惑星ファーブラ・フィクタの影響を受けていたファーブラ・フィクタ星系の状態に近いものがある。
 それだけでも、この一帯はただの森ではないと言えた。