彼はあくまでも男性と女性は別々に泊まるつもりでいるのだ。
 据え膳食わぬや夜ばいなどの下心は微塵もなかった。
 結局、女性陣達は何とか吟侍と二人っきりになろうとして、他の女性陣との駆け引きに夢中になっていた。
 吟侍とのお泊まり会というよりは、駆け引きのある女子会と言った感じだろう。
 そのまま、吟侍が、適度な時間で時間を進めてしまったので、タイムアウト。
 素敵な宿に泊まったのだが、それだけで、終わってしまった。
 翌朝、吟侍は、
「何だよ、お前さん達、疲れ取れてねぇんじゃねぇか?何のために泊まったかわかんねぇじゃねぇか」
 と言った。
 女性陣達は、それは【それは私(妾)達が言いたい】という言葉を飲み込んだ。
 またのチャンスに期待するのだった。